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肉(飽和脂肪酸)より魚(不飽和脂肪酸)が体(血管)に良い理由
栄養面からみた肉と魚の違い
私たち人間に必要な栄養素には、
- タンパク質:臓器、皮膚、爪、髪など、カラダのあらゆる組織を作る成分
- 炭水化物:身体や脳を働かせるために必要なエネルギー源
- 脂質:臓器を暑さや寒さから守り、保護
- ビタミン・ミネラル:体のはたらきを助け、その調子を整える
があります。
肉や魚を食べると、どちらも人間に必要な栄養素、タンパク質を摂取することができます。
また、タンパク質と同時に脂肪酸※という栄養素を摂取することになります。
※脂肪酸:脂質の構成要素の1つです。
ここで、
肉を食べると飽和脂肪酸を摂取することになり、
魚を食べると不飽和脂肪酸を摂取ることになります。
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の違い
飽和脂肪酸
飽和脂肪酸は、血液中の中性脂肪※1やコレステロール※2を増加させる働きがあります。
※1中性脂肪:人間の体を動かすエネルギー源となる物質ですが、中性脂肪が高いと血管が詰まりやすくなり、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などのリスクが高まります。
※2コレステロール:脳や肝臓、神経組織などに多く含まれ、生命維持には欠かせない物質ですが、過剰に摂取するとコレステロールが血管壁に蓄積され動脈硬化や脳梗塞のリスクが高まります。
脂質が解ける温度を融点と言いますが、
- 牛肉の融点:40~45度
- 豚肉の融点:36~46度
- 鶏肉の融点:30~32度
となり、人間の温度よりも高い牛肉や豚肉を摂取すると、特にドロドロの血液になりやすくなります。
飽和脂肪酸は肉や乳製品などに含まれ、普通に食事をしていれば不足することはほとんどなく、むしろ過剰に摂取してしまいがちです。
不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸は、血中の中性脂肪やコレステロールの量の調節を助ける働きがあり、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らし、動脈硬化の防止に役立つ善玉コレステロール(HDLコレステロール)は減らさないという性質があります。
こういう理由から、肉(飽和脂肪酸)よりも、魚(不飽和脂肪酸)をなるべく摂取したほうが体(特に血管)に良いということになります。
不飽和脂肪酸の摂取方法
実は不飽和脂肪酸を摂取する際にも注意が必要です。
不飽和脂肪酸は、酸化によって過酸化脂質という。体に悪さをする物質に変化するからです。
過酸化脂質は老化の原因となり、がんや動脈硬化などを引き起こすことが知られています。
酸化を防ぐ方法として、
・不飽和脂肪酸を含む食べ物は長時間酸素に触れさせないこと
・加熱に良いる参加を最小限にすること
が挙げられます。
例えば、魚は焼いたものよりも刺身を食べ、刺身もなるべく早く食べることです。
また、何度も温めなおすことも酸化の原因となりますので、注意しましょう。
効率の良い不飽和脂肪酸の摂取方法は?
このようにいろいろと制約が多い不飽和脂肪酸ですが、サプリメントを利用することで効率よく摂取できます。
私は不飽和脂肪酸の中でも、特に血管に良い働きがあるDHAとEPAを含むサプリメントを取るようにしています。
→利用しているDHA・EPA用サプリメント
サプリメントを利用することで、体によい不飽和脂肪酸を効率よく安全に摂取できます。
DHA・EPAのサプリメントと、ショウガオールのサプリメントを利用することで、頭痛がほとんど発生しなくなりました。
→食べ物(サプリメント)で頭痛を治す
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