匂い(におい)が原因の頭痛 そのメカニズムと解消法

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匂い(におい)が原因の頭痛 そのメカニズムと解消法

頭痛を引き起こす匂い(におい)

私が頭痛を引き起こしていた不快な匂いは、以下のようなものです。

 匂いの種類  状況
 香水  務めていた職場の同僚が匂いのきつい香水をつけていて、その香水の匂いで
 よく頭痛が起こっていました。
 タバコ  家族の中にタバコを吸う人がいて、タバコの煙の匂いで頭痛になることが
 ありました。
 排気ガス  バスやトラックなど大型車の交通量が多い道路を自転車で移動すると、
 排気ガスのせいで頭痛になることがありました。
 芳香剤  強烈な香りの芳香剤を車の中に入れている方もおられますので、
 その方の車に乗せてもらうと、頭痛が発生していました。
 加齢臭  職場で強烈な加齢臭を放つ方がおられましたので、加齢臭のにおいで
 頭痛になっていました。
 動物
(家畜)
 実家の近くには養豚場があり、その家畜の匂いで頭痛が起こっていました。
 柔軟剤  以前住んでいた、同じアパートの住人が使っていた柔軟剤の匂いがきつく、
 その柔軟剤の匂いで、頭痛になっていました。
 煙  近くで野焼きしている人がいるので、その煙で頭痛になっていました。

自分でどうにかできるものと、どうしようもないものもあります。


なぜ匂い(におい)で頭痛が発生する?

匂いで頭痛が発生する際のメカニズムは以下の通りです。

  1. 不快な匂いをかいだ
  2. その匂いをストレスと感じる
  3. ストレスの発生で、精神を安定させるために、血液にある血小板※1からセロトニン※2が放出
  4. 血液中に発生したセロトニンは、血管を収縮させる作用があり、脳の血管が収縮
  5. 発生したセロトニンはすぐ血管外に出ていくため、反動で血管が拡張
  6. 脳血管内の血流が急激に変化し、痛み(頭痛)が発生

※1 血小板:血液に含まれる細胞成分の一種で、血管が傷ついた時は傷口の止血作用を持つ
※2 セロトニン:血管の緊張を調節する物質で、脳血管の収縮活動の調節などに働く


匂いから頭痛が発生していますが、実際は

不快な匂い→ストレス→(脳の)血管が異常→頭痛になった

という理解で間違いありません。


匂い(におい)からくる場合は片頭痛と緊張型頭痛が考えられます

匂いからくる頭痛の場合、不快な匂いによって発生するストレスからくる片頭痛が一番に考えられますが、不快な匂いで筋肉が緊張が引き起こされることもありますので、緊張型頭痛の可能性もあります。


匂い(におい)からくる頭痛を防ぐには?

やはり不快な匂いの元から距離を置いて、匂いを感じなくすることが一番です。

特に、排気ガス、タバコ、煙は体に害が及ぶため、できるだけ近くによらないことが、健康面を考えた上でも最善の対策です。

でも、どうしても不快な匂いの近くにいなければいけない場合もあります。
例えば、職場で香水をつけている人がいたり、加齢臭がひどい方に

「その匂いをどうにかして」

とは言いづらいですよね。

そんな時は、口から呼吸するというのも1つの方法です。
そうすることで不快な匂いをかぐこともなく、頭痛を防ぐことが可能です。

ただし、口呼吸には下のデメリットがあります。

口呼吸のデメリット

口呼吸以外で匂い(におい)からの頭痛を防ぐ

頭痛は一生治らない慢性的な病気だと思われがちですが、そうではありません。

頭痛は、血管の異常で起こります。
そのため、血管を丈夫にすることが、頭痛を解消していくことにつながります。

どんな栄養を摂取するかに気をつけることで、頭痛の発生回数がグンと減りました。

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