セレニカ(バルプロ酸ナトリウム)の副作用

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セレニカ(バルプロ酸ナトリウム)の副作用

セレニカの副作用には、以下のような症状があります。

承認時の臨床試験及び市販後の副作用(調査症例5366例)
承認時までの副作用の症例  発生症例数 
 高アンモニア血症  78例
 AST(GOT)上昇・ALT(GPT)上昇等の肝臓胆管系障害  75例
 眠気  47例
 血小板減少  39例
 Al-P上昇  19例
 白血球減少  17例
 副作用合計
(上記以外の副作用も含む)
 414例

さらに重大な副作用では、以下のような症状が現れます。

セレニカの重大な副作用
症状の名称 症状
 劇症肝炎等の重篤な肝障害  黄疸、脂肪肝などがあらわれる。
 高アンモニア血症を伴う
 意識障害
 意識障害、呼吸障害、嘔吐、行動異常などがあらわれる。
 溶血性貧血、赤芽球癆、
 汎血球減少、重篤な血小板減少
 顆粒球減少
 下肢の皮膚に赤い小さな斑点(点 状出血)が多数現れ、
 一面にぽつぽつと青あざが拡がる。
 急性膵炎  激しい腹痛、発熱、嘔気、嘔吐等の症状があらわれたり、
 膵酵素値の上昇があらわれる。
 間質性腎炎、
 ファンコニー症候群
 骨軟化症やくる病が引き起こされる。
 また、ナトリウム利尿によって多尿になり、
 それに続いて脱水や多飲となる。
 中毒性表皮壊死融解症
 皮膚粘膜眼症候群
 高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み
 皮膚の広範囲の発疹・発赤等が持続したり、急激に悪化する。
 過敏症症候群  高熱と臓器障害をともなう薬疹があらわれる。
 脳の萎縮、認知症様症状、
 パーキンソン様症状
 健忘、見当識障害、言語障害、寡動、知能低下、
 感情鈍麻等があらわれる。
 横紋筋融解症  筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び
 尿中ミオグロビンの上昇等があらわれる。
 間質性肺炎、好酸球性肺炎  咳嗽、呼吸困難、発熱等があらわれる。

セレニカのその他の副作用
関係部位  主な症状 
 皮膚  脱毛
 精神神経系  傾眠、頭痛、不眠、振戦、めまい、調、不穏、視覚異常、感覚変化、抑うつ
 消化器  悪心・嘔吐、胃部不快感、口内炎、食欲不振、腹痛、下痢、便秘、食欲亢進
 肝臓  AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇
 血液  低フィブリノーゲン血症、好酸球増多、血小板凝集能低下
 過敏症  発疹
 その他  夜尿・頻尿、高アンモニア血症、体重増加、けん怠感、浮腫、
 月経異常(月経不順、無月経)、多のう胞性卵巣、
 血尿、鼻血、口渇、歯肉肥厚、尿失禁、発熱、カルニチン減少、

セレニカの副作用の種類は多め

セレニカの重大な副作用は、劇症肝炎等の重篤な肝障害、高アンモニア血症を伴う意識障害、溶血性貧血・赤芽球癆・汎血球減少・重篤な血小板減少・顆粒球減少、急性膵炎、間質性腎炎・ファンコニー症候群、中毒性表皮壊死融解症・皮膚粘膜眼症候群、過敏症症候群、脳の萎縮・認知症様症状・パーキンソン様症状、横紋筋融解症、間質性肺炎・好酸球性肺炎の10種類です。

その他の副作用として皮膚、精神神経系、消化器、肝臓、血液、過敏症、その他の7項目で現れる可能性があります。

セレニカの主な成分はバルプロ酸ナトリウムで、片頭痛治療剤以外には抗てんかん剤、躁状態治療剤として使用されます。

副作用の種類は多めです。

副作用に不安がある頭痛薬は飲まないのがベストです。
そのためには、頭痛が起こらない体にする必要があります。

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