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インデラルの副作用
インデラルの副作用には、以下のような症状があります。
承認時までの副作用の症例 | 発生症例数 |
徐脈を含む循環器系の副作用 | 156例 |
めまいなどの精神神経系の副作用 | 142例 |
副作用合計 (上記以外の副作用も含む) |
403例 |
さらに重大な副作用では、以下のような症状が現れます。
症状の名称 | 症状 |
うっ血性心不全 (又はその悪化) |
血流の減少のため肺や脳、末梢組織でむくみが生じ、 全身倦怠や呼吸困難、めまいなどがあらわれる。 |
徐脈 | めまい、失神、ふらつきなどがあらわれる。 |
末梢性虚血 (レイノー様症状等) |
手指におこることが多く、蒼白になると冷感やしびれも現われ、 感覚がなくなったり、痛むことがある。 |
房室ブロック | 除脈があらわれ、息切れ浮腫などが発生することもある。 |
失神を伴う起立性低血圧 | めまいやふらつきがあらわれる。 |
無顆粒球症 | 突然の高熱、さむけ、のどの痛み等があらわれる。 |
血小板減少症 | 下肢の皮膚に赤い小さな斑点(点 状出血)が多数現れ、 一面にぽつぽつと青あざが 拡がる。 |
紫斑病 | 内出血した青あざのような、赤い湿疹のような紫斑があらわれる。 |
気管支痙攣 | 引きつけなどがあらわれる。 |
呼吸困難 | 呼吸時に苦しさや努力感などの自覚症状を有するなど があらわれる。 |
喘鳴 | 気道が狭くなり、息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、 息苦しい等があらわれる。 |
関係部位 | 主な症状 |
過敏症 | 発疹等 |
循環器 | 低血圧、胸内苦悶、労作時息切れ、胸部不快・不安感 |
消化器 | 口渇、悪心、嘔吐、食欲不振、上腹部不快感、腹部痙攣、便秘、下痢等 |
精神神経系 | 頭痛、めまい、ふらふら感、眠気、不眠、幻覚、抑うつ、 悪夢、錯乱、しびれ等、気分の変化、精神変調 |
眼 | 視力異常、霧視、涙液分泌減少 |
肝臓 | 肝機能異常(AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇等) |
その他 | 脱力感、疲労感、筋肉痛、可逆的脱毛、LDH上昇、 血中尿素上昇、血糖値低下、乾癬様皮疹、乾癬悪化、 抗核抗体陽性化、重症筋無力様症状、重症筋無力症悪化 |
片頭痛患者がインデラルをご利用される場合の基本的注意
インデラルは発現した頭痛発作を緩解する薬剤ではありません。
インデラル投与中に頭痛発作が発現した場合には頭痛発作治療薬も必要になります。
インデラル投与中は症状の経過を十分に観察し、頭痛発作発現の消失・軽減により日常生活への支障がなくなったら投与を中止し、投与継続の必要性について検討する必要があります。
次の方にはインデラルの投与を慎重に検討する必要があります
- うっ血性心不全のおそれがある(心機能を抑制し、うっ血性心不全が発現するおそれがあります)
- 甲状腺中毒症(中毒症状をマスクするおそれがあります)
- 特発性低血糖症、コントロール不十分な糖尿病、手術前後(低血糖症状を起こしやすく、かつその症状をマスクしやすいです)
- 重篤な肝、腎機能障害がある(薬物の代謝・排泄が影響をうける可能性があります)
- 重度でない末梢循環障害あgある(症状が悪化するおそれがあります)
- 徐脈がある(徐脈が悪化するおそれがあります)
- 房室ブロックがある(房室伝導時間が延長し、症状が悪化するおそれがあります)
- 小児等(痙攣や昏睡を伴う重度の低血糖を起こすことがあります)
インデラルの副作用の種類は多め
インデラルの重大な副作用は、うっ血性心不全(又はその悪化)、徐脈、末梢性虚血(レイノー様症状等)、房室ブロック、失神を伴う起立性低血圧、無顆粒球症、血小板減少症、紫斑病、気管支痙攣、呼吸困難、喘鳴の11種類です。
その他の副作用として過敏症、循環器、消化器、精神神経系、眼、肝臓、その他の7項目で現れる可能性があります。
インデラルの主な成分はプロプラノロール塩酸塩で、効く人は少ないのですが、効く人には効果が高いことが特徴で、副作用の種類は多めです。
副作用に不安がある頭痛薬は飲まないのがベストです。
そのためには、頭痛が起こらない体にする必要があります。
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