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カフェイン(コーヒー・お茶)を取って頭痛を治す
カフェインには、即効性の鎮痛作用があり、多くの頭痛薬にも含まれています。
カフェインを摂取すると、脳の奥の脳幹という部分から、快楽物質と言われるドーパミンが放出され、頭痛発作時の痛みを和らげるとされています。
このカフェインを毎日取ると頭痛を治すことができるのか、試してみました。
カフェイン(コーヒー・お茶)を取って頭痛を治す方法
カフェインを取って頭痛を治すのであれば、カフェインを多く含むコーヒーやお茶を毎日飲むのが一番手っ取り早い方法です。
食品名 | 摂取量 | カフェイン量 (mg) |
玉露 | 200ml | 460 |
ココア | 200ml | 300 |
コーヒー | 200ml | 120 |
紅茶 | 200ml | 60 |
コーラ | 200ml | 50 |
ウーロン茶 | 200ml | 40 |
せん茶 | 200ml | 40 |
ほうじ茶 | 200ml | 40 |
チョコレート | 1枚(約55g) | 32 |
日本茶の違いについて
日本茶にはいろいろな種類がありますが、それについて簡単にご説明します。
緑茶・・・日本茶全般を指し、玉露、せん茶、ほうじ茶などは緑茶に含まれます
せん茶・・・新芽が出てから、芽の摘み取りまで日光を浴びせて育てたものです
ほうじ茶・・・せん茶を強い火であぶって製造したものです
玉露・・・新芽が出てから、芽の摘み取りまで日光を遮って育てたものです
日光を遮蔽した玉露は渋みが少なく甘みがあり、逆に日光を浴びせたせん茶は、程よい渋みとすっきり感が特徴となっています。また、火であぶったほうじ茶は、香ばしくさっぱりした味が特徴です。
ちなみに、麦茶は大麦の種子を煎じたもので、茶葉を用いないため、カフェインが含まれていません。また、ウーロン茶は中国茶の1つで、茶葉を発酵途中で加熱して発酵を止め、半発酵させた茶です。
カフェインを取ると頭痛に効果がある?
カフェインは、お茶やコーヒー、チョコレートなどに含まれていますが、今回は一番含有量が多い玉露で試してみました。
頭痛のなった時と、頭痛の予防目的でカフェインを含む玉露を飲んだらどうなるのでしょうか。
頭痛になった時
緊張型頭痛の時と片頭痛の時、どちらも玉露を飲んで様子を見てみました。
正直に言うと、効かなかったです。
やはりお茶では頭痛は解消しないようです。
頭痛の予防目的で入浴してみた場合
約2か月、玉露を朝と晩に1杯ずつ飲んでみたのですが、頭痛になる頻度は変わりませんでした。
残念ながらこれも、効かなかったです。
結論
カフェインを定期的に取っても、頭痛を根本的に解決するには至りませんでした。
カフェインには即効性の鎮痛作用がある一方、「カフェイン中毒」という言葉があるように依存性を起こしやすいという欠点があります。
カフェインの過剰摂取で、ドーパミンが過剰に放出され、痛覚神経などの痛みに係わる神経に悪影響を及ぼすことが研究により報告されています。
カフェインの摂取は、頭痛には効果がありませんし、コーヒーやお茶が好きな人でも、1日1杯程度で止めておくのが無難と言えるでしょう。
カフェインには眠気覚ましの効果もあり、夜のカフェイン摂取は、睡眠リズムを狂わせてしまうため、やめた方が無難です。
頭痛の治し方で効果があったもの 頭痛の治し方で効果がなかったもの
- ツボを押すことで頭痛を治す
- 肩や首をマッサージで頭痛を治す
- シャワーを止めてお風呂に入って頭痛を治す
- 目薬や目のマッサージをしてで頭痛を治す
- 適度な運動(スポーツ)をして頭痛を治す
- コーヒーやお茶などのカフェインを取って頭痛を治す
- 規則正しい生活で頭痛を治す
- 磁気ネックレスで頭痛を治す
- アロマテラピーで頭痛を治す
- 塩分の少ない食事(食べ物)で頭痛を治す
- 睡眠の質を上げて頭痛を治す
幻ではなく本当に効果がある方法で頭痛を解消しましょう